エンヤサンゴのオーナー清水氏にインタビュー

えんやオーナー清水さん

鳥取県米子市内に当館の中にあるエンヤサンゴを含め3軒の居酒屋を展開しているエンヤグループのオーナー清水さんに【エンヤについて】や、【おすすめメニュー】などインタビューをさせていただきました。

まずこのエンヤグループの創業のきっかけを教えてください。

まず飲食に興味を持ち始めたきっかけなんですが、自分の実家が大山で精進料理をだす旅館”宿坊”なんですよね。
小さな旅館で、家族経営ですので子供の頃から家族の背中を見ながら、漠然とこういう食に関する仕事がしたいなと思っていました。

まだ小学生にもなっていない幼い頃の年末年始、家族はバタバタ働いているんですけど大晦日に紅白を一人ぼっちで見ていた時に、子供ながらにテレビの人が凄く眩しく見えたというか。ただテレビの向こうの人、歌手や俳優になりたいという訳じゃなく、漠然とこんなにゆっくり休んでいる自分がいるのに眩しく光って見える人がテレビに映っていて、多分私の背中で忙しく働く自分の家族の姿も輝いて映っていたんだと思います。
その時はそんなに感じず、テレビの人が凄い眩しくて『みんなが休んでいるときに眩しくバタバタと輝いて働きたい』みたいなのをその時、衝撃的に感じたのを今でも覚えてるんですけど、それをきっかけにこの業界を気にしだしたんだと思います。

そんな中で高校を出て大学で職を探すとき、いろんな業界を探すんですけど、最終的にはやっぱり飲食がいい、飲食で勉強させてもらってゆくゆくは独立をしたいと強く思うようになりました。

それからワタミという会社で9年半働いて、地元に戻りお店を始めようかなと。
最初は淀江で店をやってみないかと実家から言われたんです。

「実家を継いで」という話じゃなく?

そうなんです。こんな場所があるけどって薦められたんですけど、どう考えてみても人通りが少ない淀江で店が成り立つ計算ができないというか、なかなか見えなくて、踏ん切りがつかなかったんです。
淀江の小さな喫茶店の跡地で、そこで家族で細々とやるなら多少赤字でもいいかな、親孝行にもなるし、そう考えればいいかなと。

宿坊は兄が継いでいたんで両親とも手が離れる状況で第二の人生と言うか、母親も料理にもう少し携わりたいというのもあって、親孝行だし採算度外視でもいいかと。

オープンして半年した頃、母親が癌で亡くなり、それで「結局一人なんだな」と家族ぐるみのやり方じゃなくて、慣れ親しんだワタミのやり方をやらないと僕自身もやっていけなくなると思い始めて、オープンして半年で急に方向転換して、今のこのやり方に切り替えていきました。

やっぱり最初の目論見通り淀江だけでは厳しい状況だったんですが、3年位経った頃、「(米子の繁華街近くの)ファミリープラザで出店しないか」という話があり、その2店舗で帳尻が合うかなと。
母親が亡くなったのがきっかけで多店舗経営に移り始めたという感じですね。
お陰様でここ皆生でもお話を頂いて…という流れですけど、きっかけの話しが大分長くなりましたね。

いえいえ、ありがとうございます。店名「えんや」はどう決めたんでしょうか。

いくつも候補を挙げて悩んでいたんですが、これもまた母親がぽつんと『えんや』でいいんじゃない?と。僕もその言葉をきいて「あ、いいね」みたいな、ご縁の「えん」がいいね、歌手のEnyaさんもいますけどなんか癒しのイメージもお客様に伝わるかなと。
いろんな方面からみても、覚えやすい、と気に入りだしてスタートしました。

ファミリープラザでエンヤキッチンを出したころ、まだあまり山陰にチェーン店の居酒屋がなく、チェーン店イメージを出すと山陰の人は嫌う、安っぽく見えるというイメージが付きやすい感じがしていました。
えんや淀江店の後、ファミリープラザの所もエンヤ米子店にしようかなと思いつつ、でもそういうイメージを付けられてしまうかなと。

そうですよね。淀江店、米子店とか。

2店舗目のエンヤキッチンは居酒屋というよりは飲食店ということでキッチンを付け、皆生(エンヤサンゴ)は海にちなんだ単語、(実際に)サンゴは無いですけど3号店目というのも掛けて。

同じようなやり方でありながらロゴも各店変えて、キッチンと付けたり、サンゴと付けたりして、『少し違うんですよ』というニュアンスを出してます。

今後、まったく違う業態をやってみたいというのもあります。もっと規模の小さい、焼き鳥の大吉さんじゃないですけど、あれくらいの小型のお店を確立しないとこれからはやっていけないのかなと思います。

いいですね。何かに特化した店舗というのもいいと思います。
それではメニューについて教えて下さい。

年2回春夏版と秋冬版があるグランドメニュー、春夏秋冬年4回変わる特撰メニューがあります。
それから、皆生では1年前から始めた「日替り鮮魚の境港盛り」など地元のお魚を使ったこだわりのメニューがあります。
日替りのメニューが特にサラリーマン層に支持を得られてますね。

メニュー開くとすごい種類が多いんですけど何種類くらいあるんですか?

フード100種・ドリンク100種位は常にあるようにしてます。
メニューの切り替えで大体30品目は入れ替えます。

お昼と夜のご飯は白米ではなく雑穀米なんですよね。

地元のお米と雑穀を入れたエンヤオリジナルブレンドの十八穀米です。
最初は赤飯のような赤茶色の三穀米でしたが、ヘルシー志向の女性に好評で、改良を重ね今の形になりました。

エンヤサンゴで定番のメニューがあれば教えてください。

  • 生ハムサラダ
  • とっ鶏竜田と白ネギの甘辛醤油ソースがけ
  • 境港サーモンとイクラの石焼き混混ごはん

この3つはよく売れるメニューです。

ではオーナーのイチオシメニューってありますか?

  • 鳥取県産大豆のざる豆腐(画像がありません…汗)
  • 境港盛り

境港盛り
境港盛り
  • えんやの牛ステーキ

ハラミと同じ横隔膜の肋骨側のサガリを使用

牛ステーキ
  • とっ鶏煮込みデミグラスソースの石焼オムライス
  • 明太チーズと山芋のふわとろ出し巻き
dasimaki

どれもおすすめの品々です!

※上記掲載メニューは2017年インタビュー時のメニューです。

紹介ありがとうございます!
それではこのページを見ている方にメッセージをお願いします。

地元の食材をふんだんに取り入れたメニューを
最高のロケーションと温泉と共に
ゆっくりおくつろぎください!

ありがとうございました!