泉質・効能

汐の湯 効能
広々とした大浴場では~
春夏秋冬

皆生温泉の起源は、地球を大循環する地下水があたためられ、海水も一部混入してできたと考えられます。カルシウム分の多い地球の恵みです。

泉質

特徴

皆生温泉に入浴すると、含まれる塩類が皮脂を溶かして「石けん」をつくり、うすいヴェールをまとった状態になります。しかも還元系の温泉ですから、肌の老化を防ぎ、健康にも良い効果をもたらします。

「ホカホカ、ツルツルの健康と美肌をつくる」温泉です。

考察

鳥取大学名誉教授 理学博士 吉谷彦監修

効能

成分

1、源泉名

混合貯湯槽 20,22号

2、泉質

ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(高張性 中性 高温泉)

3、泉温

68.6度

4、PH値

7.0

5、温泉の成分

(1)陽イオン
ナトリウムイオン   2200mg/kg
カリウムイオン    55.3mg/kg
マグネシウムイオン  58.9mg/kg
カルシウムイオン   1660mg/kg
アルミニウムイオン  0.0mg/kg
マンガンイオン    1.6mg/kg
鉄(Ⅱ)イオン    0.3mg/kg
――――――――――――――――――――
陽イオン 計     3976mg/kg


(2)陰イオン       
ふっ化物イオン    0.0 mg/kg
塩化物イオン     6239 mg/kg
臭化物イオン     18.9 mg/kg
よう化物イオン    0.0 mg/kg
硫化水素イオン    0.0 mg/kg
硫酸イオン      706.7 mg/kg
炭酸水素イオン    43.6 mg/kg
炭酸イオン      0.0 mg/kg
――――――――――――――――――――
陰イオン 計     7008 mg/kg


(3)遊離成分
非解離成分 メタけい酸 88.4 mg/kg
      メタほう酸 7.0 mg/kg
      メタ亜ヒ酸 0.1 mg/kg
      ―――――――――――――――
    非解離成分 計 95.5 mg/kg

溶存ガス成分 遊離二酸化炭素 15.7 mg/kg
       遊離硫化水素  0.0 mg/kg
     ―――――――――――――――
       溶存ガス成分計 15.7 mg/kg

成分総計           11.10g/kg 


(4)そのほかの微量成分
総ひ素    0.073 mg/kg
鉛      0.001 mg/kg
カドミウム  0.0003 mg/kg
銅      0.1 mg/kg
総水銀    0.00017 mg/kg

6、分析年月日

令和元年8月5日

7、分析機関名

公益財団法人鳥取県保健事業団(鳥取県環10第1号)

禁忌症、適応症及び入浴状の注意

1 浴用の禁忌症

(1)一般的禁忌症

病気の活動期(特に熱のあるとき)、活動性の結核、進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合、少し動くと息苦しくなるような重い心臓病又は肺の病気、むくみのあるような思い腎臓の病気、消化管出血、目に見える出血があるとき、慢性の病気の急性増悪期。

(2)泉質別禁忌症

該当項目なし

2、浴用の適応症

(1)一般的適応症
筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害など)、病後回復期、疲労回復、健康増進。

(2)泉質別適応症
きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症。

3、入浴上の注意

(1)入浴前の注意

ア 食事直前、直後及び飲酒後の浴用は避けること。酩酊状態での浴用は特に避けること。

イ 過度の疲労時には身体を休めること。

ウ 運動後30分程度の間は身体を休めること。

エ 高齢者、子供及び身体の不自由な人は、1人での入浴は避けることが望ましいこと。

オ 浴槽に入る前に、手足から掛け湯をして温度に慣らすとともに、身体を洗い流すこと。

カ 入浴時、特に起床直後の入浴時などは脱水症状等にならないよう、あらかじめコップ一杯程度の水分を補給しておくこと。

(2)入浴方法

ア 入浴温度

  高齢者、高血圧若しくは心臓病の人又は脳卒中を経験した人は、42℃以上の高温浴は避けること。

イ 入浴形態

  心肺機能の低下している人は、全身浴よりも半身浴又は部分浴が望ましいこと。

ウ 入浴回数

  入浴開始後数日間は、1日当たり1~2回とし、慣れてきたら2~3回まで増やしてもよいこと。

エ 入浴時間

  入浴温度により異なるが、1回当たり、初めは3~10分程度とし、慣れてきたら15~20分まで延長してもよいこと。

(3)入浴中の注意

ア 運動浴を除き、一般に手足を軽く動かす程度にして静かに入浴すること。

イ 浴槽から出る時は、立ちくらみを起こさないようにゆっくり出ること。

ウ 目まいが生じ、又は気分が不良となった時は、近くの人に助けを求めつつ、浴槽から頭を低い位置に保ってゆっくり出て、横になって回復を待つこと。

(4)入浴後の注意

ア 身体に付着した温泉成分を温水で洗い流さず、タオルで水分を拭き取り、着衣の上、保湿及び30分程度の安静を心がけること(ただし、肌の弱い人は、刺激の強い泉質(例えば酸性泉や硫黄泉等)や必要に応じて塩素消毒等が行われる場合には、温泉成分等を温水で洗い流した方がよいこと。)

イ 脱水症状等を避けるため、コップ一杯程度の水分を補給すること。

(5)湯あたり

  温泉療養開始後おおむね3日~1週間前後に、気分不快、不眠若しくは消火器症状等の湯あたり症状又は皮膚炎などが現れることがある。このような状態が現れている間は、入浴を中止するか、又は回数を減らし、このような状態からの回復を待つこと。

(6)その他

  浴槽水の清潔を保つため、浴槽にタオルは入れないこと。

成分に影響を与える項目

1、加水の有無

温度調節のため加水しています。

2、加温の有無

温度調節のため加温することがあります。

3、循環ろ過の有無

浴槽水の衛生管理のため循環ろ過しています。

4、消毒の有無

衛生管理上のため塩素系薬剤を使用しています。

上記項目1~4は「皆生温泉汐の湯」について該当する事項です。
ベイサイドスクエア皆生ホテルの部屋付浴室についてはいずれの事項も該当しません。