先月、島根県松江市で10年に一度の神事「ホーランエンヤ」が開催されました。
約370年の歴史がある日本三大船神事の一つで、全国最大級の船祭りと言われています。
今回、ご紹介するのは「櫂伝馬船(かいでんません)」を出す五大地の一地区である馬潟(まかた)の休憩所での表情です。
五大地とは松江市内の5地区で
馬潟(まかた)、矢田、大井、福富、大海崎(おおみざき)
のことで、独自の唄、節回しで櫂を漕いで行きます。
9日間の日程で行われ、最大のクライマックスである5月26日(日)還御祭・馬潟での様子をご紹介いたします。
阿太加夜神社から馬潟櫂伝馬船を待つ地元住民の方々ひとめ晴れ姿を見ようと(地元の誇り)として
本番前ひとときの寛ぎ
「剣櫂(けんがい)」:白塗りで歌舞伎の化粧の様に見え船の先頭で踊ります。
この日は天気も良く暑さで化粧が落ちないよう日傘をしています。
休憩も終わり松江市内中心部へ向け出航
その前に地元住民に櫂伝馬踊りを披露
意外な特別席で観覧できました。
ちなみにこの日の松江市内での観覧者数は延べ18万5千人との事
また、ホーランエンヤの意味は調べてみると
櫂(かい)でこぐ伝馬船(てんません)が囃(はや)す櫂唄の囃子(はやし)から名付けたといわれています。
今回、私の家のすぐ前が休憩場所ということもあり一般では見せることがない貴重な写真を撮る事が出来ました。
また、10年後この光景に再会できることを願っております。